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ビットコイン価格の決定要因――ビットコインとドルの相関関係について

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ビットコインが高騰していますね。 2020年11月現在、ビットコイン価格(ドル建て)は、2017年末の仮想通貨バブル時に迫る勢いで上昇しています。 その理由として、次の意見をよく見かけます。 ・4年に1度の半減期にはビットコインの希少性が意識されるので、価格が上昇する傾向がある。2020年はこの半減期に該当していた。 ・Paypal社がビットコインでの決済を発表するなど、今後、ビットコインはたんなる投機手段から正式な通貨としての地位を占めるかもしれない。「ビットコインの利用者が大幅に増えると、価値は上がるはず」という期待感が、現在のビットコイン価格を押し上げている。 理由は他にもいくつかありそうですが、おそらくいずれも正しいでしょう。 が、今回の記事では、ビットコイン価格を決定する要因として、米ドルとの相関性に着目してみます。 結論からいえば、少なくとも2020年において、米ドルが下落すると、ビットコインは上昇しています。

「米国株と新興国株のどちらに投資すべきか」という発想は時代遅れかもしれない

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コロナ以降の長期相場を見通すことは難しいですが、これからは「どの国や地域が伸びるか?」という切り口ではなく、「どのセクターが伸びるか?」という切り口が有効かもしれません。 国や地域別に見る 過去を振り返ると、2000年代はBRICsなどの新興国が優勢で、2010年代はアメリカが優勢でした。では、これからの2020年代はどの地域が優勢となるだろうか、ずっと考えていたのですが、以下の2020年株価チャートを見るかぎり、地域による違いはあまり関係なさそうです。 もちろん細かな違いに着目するなら、各国のコロナ感染状況と金融緩和の規模によって、値動きのタイミングに若干のズレは見られます。 また新興国の中には債務危機に陥った国など、ごく一部の例外もあるでしょう。 しかし大筋では、日本もアメリカも新興国も大差ない印象です。少なくとも今年の株価チャートを見るかぎり、グローバル化した現代にあって、「どの国や地域が伸びるのか」という発想はもはや有効ではないのかもしれません。 たとえば「日本株はオワコン」という考え方も「これからは日本株の時代が来る!」という考え方も、管理人は本気で信じていません。というか、日本株が成長するのであれば、日本以外の国も同じくらい成長するのではないかと…。 セクター別に見る さて、こちらはアメリカS&P500セクター別の上昇率です。 出典: https://finviz.com/groups.ashx 今年一年のアメリカ株の成績をセクター別に見ると、Consumer Cyclical(一般消費財)やTechnology(テクノロジー)は好調である一方、Energy(石油企業などのエネルギー)は不調でした。 このように勝ち組セクターと負け組セクターの差がはっきりしている点は、どの国も似たり寄ったりでしょう。 そんなわけで、少なくとも管理人は、「どの国に投資すべきか」から、「どのセクターに投資すべきか」へと考え方を変えています。 こちらはS&P500セクター別ETFのまとめ記事です。 株価などは2020年5月ころの情報ですが、セクター別ETFについて概要をまとめています。
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