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新興国株式に投資する必要はない?~~米国株式との比較~~
【相場雑感 2022年1月】 今年はレンジ相場を前提に…
2022年、米株は上昇の勢いが弱まると言われていますね。つまりバブルも来ないし暴落も来ない。そうすると残る可能性は2つ、ジワジワ微上げ相場が続くか、レンジ相場です。個人的にはレンジ相場を基本線に考えています。少なくとも2022年前半の時点で暴落に備えるにはまだ早すぎるし、バブルに期待してホールドし続けると儲かりにくそう。今年は上がりきらずに一定の範囲内をウロウロするのでは、と。 たしかに「10年以上のスパンでは米株は右肩上がりなので、バイ&ホールドが鉄則」、つまり一度買ったら放置しとくのが吉という手法もあるし、あるいはオールシーズンズポートフォリオに従うなら年初の高値のうちに株式を一定額売却し、現金・ゴールド・国債などの安全資産に乗り換えるという手法もあるけど、個人的に今年はレンジ相場を想定してトレードしてみようかなと。 レンジ相場前提だと、多少大きめの金額をガチャガチャ動かすことになりそうです。 そんなわけで以下、個別株・ETFをつらつらとメモしておきます。私にとっての注目順です。 ・XLU 公益セクターETF 個人的には最注目です。今後、アメリカの景気が後半戦に突入するに際して、アノマリー的に公益セクターは強いらしいです。また他セクターに比べコロナ後も大きく伸びていないので、まだ上昇余地がありそう。またバイデン政権下では国策のインフラ投資によるアドバンテージが大きい。また万が一の下落時にも大きく下げにくい…などなど、今年も激アツの公益セクターETFです。何よりチャートの形が素直で読みやすい。買わない理由がないです。今は高値圏に入ったので、いったん売却したけど。 唯一の欠点は値動きが地味すぎることですね。大きく上がらないけど、大きく下がらない。ならば大きめの金額を入れて(PF全体の半分くらい)スイングすればいいのでは…? ・DAL デルタ航空、LUV サウスウエスト航空など 航空株は短期反発狙いで保有中。向こう数ヶ月でも期待できそう。各国政府はオミクロンの脅威に過剰反応しており、その割を食って航空株は下げ過ぎと思うので。 ・NVDA エヌビディア ハイテク枠。私の性格上、割安株中心となりそうなので、バランスをとるために保有はアリ。買い時はナスダック週足チャート25日線に着地した辺りか? ・1570 日経平均レバ2倍 「衆院選で自民党が単独過半数を獲得すると...
2022年のビットコイン投資戦略
ビットコインは2021年末に10万ドル到達する予定だったけど、10万ドル到達する前にとうとう2022年を迎えてしまいました。暴落でも爆上げでもない、何とも煮え切らない相場が続いていますね。 管理人としては、「2021年末」と「10万ドル到達」の2つの条件をクリアすれば自信を持って売却するつもりでした。が、今ひとつビットコイン価格が伸び悩むなか、「2021年末」の条件のみ満たしたので、投資戦略について再検討してみます。 結論から言えば、今年の私的ビットコイン戦略はシンプルに次の2点です。 ・10万ドルに到達で売却を準備。 ・3.2万ドルに下落で買い増し。 2021年、ビットコイン価格は最高6万ドルまで上昇しました。ビットコイン信者の我々からすれば、ショボすぎます。わずかこれだけの上昇で4年に1度の半減期バブルがすでに終了したのであれば、今回のバブルは余りにもショボすぎるし、かといって「今回の半減期バブルは半年後(2022年半ば)にずれ込んでいる」説に固執すると、バブル崩壊に気づかず含み損が膨らむおそれがあります。 将来のことなど誰にも分からないけど、私なりに最高のパターンと最悪のパターンを想定してみました。 最高のパターンとは言わずもがな、10万ドル到達です。 そして最悪のパターンとは、ビットコインバブルがすでに終了しており、史上最高値の6万ドル台に今後2度と戻らないケースです。いつか助かると信じてホールドするうちに含み損が膨らみ続け、2度と救出されない…最悪のシナリオですね(笑) 最高と最悪のシナリオ、どちらが実現するか分からないけど、どちらにも共通していえることは「ビットコインはボラティリティ(変動幅)が激しい」ということですね。最悪のパターンとはすなわち、「チャートの激しいギザギザを均すと右肩下がり」、つまり「トレンドラインは右肩下がりだが、変動幅が激しく上下にブレる」ってことですね。私は最悪のシナリオに備えて、ボラの激しさを利用したうねりどり狙いに切り替える準備をしています。 仮にすでに最悪のパターンに入っているとして、どこまで下がるか不明だけど、2018年(ビットコイン悪夢の年)のチャートが参考になりそうです。 こちらは2022年初現在のビットコイン週足チャートです。 下図で2018年週足チャートを拡大してみると、25日移動平均線(オレンジの線)を下回り続け...
【CCJ/UEC】ウラン銘柄に投資する方法
外国株式インデックス 長期チャートを見る方法
新興国株式に投資する必要はない?~~新興国通貨から考える~~
国債利回りと価格の関係――国債の金利が上がると価格は下がる
国債の利回りと価格は、逆の動きをします。 画像は日本10年債チャートです。 国債の取引価格と市中金利が逆の動きをする仕組みについて、今回は超簡潔に説明してみます。 国債の金利が上がると価格は下がる。その仕組み。 国債は政府が発行する債券で、発行時に満期までの金利が確定しています。 たとえば「10年物国債・額面価格100円・金利1%」を購入すると、投資家は10年後に100円を受け取る権利を得ます。さらに毎年1円の金利が得られるので、10年間で合計110円が得られます。100円を支払い、10年後に110円を受けとる権利を得るわけです。 投資家にとって、国債とは定期預金みたいなものですね。 ところが、定期預金とちがって、国債は他人に転売することができます。 たとえば上述の10年物国債を購入した人が、7年後に急病で入院するなどして、まとまったお金が必要になったとしましょう。 彼は手持ちの「10年物国債・額面価格100円・金利1%」を市場で販売することができます。 この国債は、満期まで残り3年です。つまり、この国債を持つ人は、「3年後に100円を受け取る権利と、満期までの残り3年間、毎年金利1%を受け取る権利」が保証されます。 この国債はいくらで販売できるでしょうか。 単純に計算すると、100円です。 残り3年の中古国債(既発債といいます)を100円で購入した人は、3年後に103円を受け取る権利を得ます。 しかし政府は毎年、国債を発行しています。 なんらかの理由で、政府が新規に発行する国債(新発債といいます)の利息が上がったとしましょう。 たとえば、新発債の金利が2%に上がったとするならば、その新発債には「10年物国債・額面価格100円・金利2%」と記入されています。この新発債を購入すると、10年後に合計120円が受けとれますね(100円+10年間の金利合計20円=120円)。 新発債と既発債は、市場で競合しています。 購入者にとって、国債が新品か中古かは関係ありません。購入者はお得な方を買おうとします。 7年前の既発債は、金利1%で固定されていました。既発債は金利が低いので、誰も欲しがりません。 そうすると、既発債を売りたい人は、販売価格を下げざるを得...
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