【XOM / XLE】 石油株の売り時を考える
さて、早くも石油株の売り時を考えるときがやって来たようですね。
思い返せばコロナショック以降、管理人は着々と石油株の買い付けを進めてきました。
石油の時代は終わったと馬鹿にされても、無限ナンピンと罵られても、購入を続けた石油株。そんな私の地を這うような努力は、米大統領選の直後(2020年11月)、ワクチン報道を受けて石油株が軒並み暴騰し、遂に私の見込みが正しかったことが証明されたのです(努力というか、PCの前でポチってただけですけどね)。
こちらは去年9月頃にまとめた石油株の関連記事です。当時の管理人による正確な分析が詳細に残されています(誇大表現)。
というわけで、石油株(XLE、XOMなど)の売り時ですが、いたってシンプルです。コロナ前の株価に戻ったら、徐々に売却を開始する。それだけです。
もし仮にコロナ前に戻らなかった場合、5年以上の保有はリスキーなので、損切りもやむを得ないと考えています。長期的には石油業界は衰退産業だからです。
…といっても今すぐに石油を使わなくなるわけじゃないし、原油価格はOPEC+ロシア+アメリカという国際カルテルによる市場介入の影響が大きく、需要減少に合わせて供給を減らすだけなので、ある程度は原油価格は維持されやすいのではないかと。
それよりむしろ、コロナ収束による需要増の期待値の方が大きいと思われます。そしてコロナ収束による需要増は、すでに原油価格にかなり織り込まれている印象です。原油市場はなんとも気が早いですね。
2021年2月現在のチャートを見ると、原油価格はすでにコロナ前に復帰していますね。その理由として、コロナ収束の期待に加えて、米ドルのインフレ期待もあるらしいですね。原油はドル建てで取引されるため、インフレによってドルの価値が低下すると、相対的に原油の価値が上がるためです。
さて、石油株は基本的に原油価格と連動しますが、石油株はまだコロナ前に復帰していません。個人的には、今年から来年にかけて、石油株がコロナ前の水準に復帰すると見込んで、保有を継続しています。もちろん原油価格のほうが下がることによって両者の差異が埋まる可能性もあるけど、その場合は先述の通り、最長5年を目途に保有を続けるつもりです。
コメント
コメントを投稿