信頼できる投資サイトの見分け方――2019年に暴落に備え、2020年に買い向かえたか?
SNSやブログは投資情報の収集に必須とはいえ、煽りや宣伝が多くてほとほと疲れますよね。
今回は、信頼できる投資情報サイトの見分け方を紹介します。
2019年に暴落に備え、2020年に買い向かえたか?
ブログであれば過去記事を調べることができますよね。
私は投資ブログの信頼性を測るとき、次の点をチェックしています。
2019年に現金比率を上げて暴落に備え、2020年コロナショックの時に株を購入できたか?
2019年8月、アメリカで逆イールド(長短金利差の逆転)が発生し、いよいよ景気後退入りかと話題になりました。このとき現金比率をあげて暴落に備えることができた人は、今から振り返れば正しかったといえます。
そして2020年3月、コロナショックが訪れました。コロナショック当時、「株価の底値はいつか?」が焦点となりましたね。リーマンショックと比較しつつ「近いうちに恐怖の2番底・3番底がやってくる」という人や、世界恐慌を引き合いに出す人もいましたね。「世界恐慌のときはNYダウが恐慌以前の水準に回復するまでに25年を要したのであり、コロナ禍で株を買う人は負け確定のギャンブラーだ」とか言って。
そんななか、「アメリカFRBが史上空前の規模で金融緩和しているから今は株の買い時である」と発信していた人は、今振り返ると先見の明があったといえます。
このように投資ブログの過去記事にさかのぼり、「2019年の時点で暴落に備え、かつ翌年のコロナショックの時に強気目線に華麗に転じることができたか?」をチェックすることによって、凡百の売り煽り・買い煽りwebサイトを除外することができると思います。
その他、補足など
個人ブログであれば、運営者自身の資産公開は必須かなと思います。株式購入の証拠画像もあるとなお良いですね。実際に身銭を切っている人の発言は、経済アナリストより信頼できるためです。
とはいえ証拠画像などいくらでも自作できるし、過去記事も改変できるので、疑い出せばキリがないですけどネ…。なかには、強気説や弱気説などたくさんの記事をアップしておき、後から的中した記事だけを自分でピックアップする悪質な輩もいるようです(笑)
管理人が信頼している投資サイト
というわけで、私が信頼している投資サイトをいくつか挙げておきます。
J.P.モルガン社による投資レポートです。3ヶ月ごとの更新ですが、2019年6月末時点で長短金利差に着目し、必ずしも相場予測が当たるとは限らないと留保したうえで、少なくとも経験則に照らせば近いうち大きな株価下落が起こる可能性があると述べています。たしかに逆イールドという現象自体は2019年3月頃から断続的に発生していましたが、ややもすると数ある話題の一つとしてスルーされがちなこの現象を重要視し、景気後退に備えた運用法を力説していたことは注目に値します。
当時の日本語版レポート(『Guide to the Markets, Japan 3Q 2019』)はweb上で入手できないようなので、一部抜粋しておきます。
上の目次を見ると、「景気後退の『事前』サイン」、景気の「終盤戦」といった言葉が目を引きますね。
2019年に株式を高値で売り抜け、2020年の底値でいち早く買い向かい、今年のビットコイン高騰でぼろ儲けしてる人です。
相場を完全に見通すことなど不可能であるにもかかわらず、霧の中で打たれた手がすべて的中している。素人が下手に分析するより、ひたすらこの人の真似したほうが良いんじゃないか。
最近は読者のお悩み相談ブログと化していますが、たぱぞう氏自身はたしか2019年の時点で保有株式のほとんどを売却し、日本円に戻していたはずです(というコメントをどこかで読んだ記憶がある)。
じゃあおまえ自身はどうやねん?
私自身は2019年の時点で本格的に投資をはじめていませんでした。なので当時はこのブログも開設していません(ごめんね)。
2019年当時は投資について勉強していた時期で、勉強すると実際に始めたくなるのが人情だけど、J.P.モルガン社の『Guide to the Markets』を読んで踏みとどまりました。「今はまだ投資をはじめる時期じゃない。近いうち暴落が来るはずなので、そのときに買い向かえばいい」って。まさか新型コロナが原因で暴落するとは思わなかったけど…。
というわけで私自身の今後の見通しとしては、2020年は強気継続です。今がバブルの入り口です。理由はいくつかあるけど、一つだけ挙げるとすれば『Guide to the Markets』にそう書いてあるからです(立場上、断言してるわけじゃないけどね…)。
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