【QQQ】ナスダック100に連動するETF
2020年コロナショック以降、ナスダック100の高パフォーマンスが注目を集めていますね。
今回は、QQQを紹介します。
QQQとは、ナスダック100に連動するETFです。
QQQ(インベスコqqq 信託シリーズ1)
・概要
QQQ(インベスコqqq 信託シリーズ1)とは、ナスダック100に連動するETF商品です。
運用先の比率は、GAFAMが約40~45%を占めています。簡単に言えば、QQQを購入することで、GAFAMを中心とする米ハイテク企業にまとめて投資できるということですね。
・手数料
QQQの経費率(年間の保有コスト)は0.20%です。また購入時の手数料が掛かります(SBI証券では、約定代金の0.45%)。
・配当利回り
直近の配当利回りは0.55%/年で、かなり低いです(2020年9月現在)。
投資家にとって、インカムゲイン(配当)ではなく、キャピタルゲイン(株価上昇による利益)を期待するETFであるといえそうです。
成熟企業が高配当を重視するのに対して、ナスダックには成長中のハイテク企業が多く、積極的な設備投資による株価上昇が最大の株主還元であると言われていますね。
※参考リンク:商品情報HP
ナスダック100 構成比率(2020年9月)
ナスダック100の構成比率です(2020年9月)。
全体の約45%がGAFAMです。また上位10銘柄で、全体の過半数を占めています。
テスラ、エヌビディアの躍進も目を引きますね。
ナスダック100 過去の構成比率(2017~2019年)
ナスダック100は、定期的に銘柄の入れ替えが行われます。
参考までに、2017~2019年の構成比率を調べてみました。
【2019年】 ナスダック100 構成比率
こうして振り返ると、GAFAMが安定して強いですね。
2017~2019年当時、インテル、シスコ、コムキャストなどがベスト10にランクインしていましたが、2020年9月現在、それぞれ11~15位に順位を落としています。
株価チャート ナスダック100とS&P500を比較
ナスダック100の長期チャートです。
2000年前後のITバブルとその崩壊、および2010年代の米国株の成長がナスダックにけん引されていたことが見てとれます。
またS&P500に比べて、QQQ(ナスダック100)は値動きが激しいですね。この値動きの激しさは、安定した資産運用を求める向きにはデメリットかもしれませんが、リスク許容度が高い人の目には魅力的に映りますね。
雑感
運用の楽ちんさでいえば、お手軽なものから順に、次の通りです。
S&P500連動ETF(VOOなど)>
ナスダック100連動ETF(QQQなど)>
ハイテク個別銘柄
ナスダック100連動ETF(QQQなど)>
ハイテク個別銘柄
S&P500に連動するETFや投資信託は、つみたて投資で推奨されることも多く、毎月の定額買い付けを設定しておけば、あとは放置でOKという人もいますね。
一方、ナスダック100に連動するETF(QQQなど)は値動きが激しいため、下落時を狙って購入するなどタイミングを見計らったり、購入後の急落にそなえて損切り設定したほうがよいなど、株価チャートを毎日チェックする必要がありそうです。
管理人的には、ハイテク個別銘柄を頻繁に売買するくらいなら、QQQ一本にまとめたほうが管理がラクかなと感じます。
GAFAM、テスラ、エヌビディアなどのハイテク株に投資するとき、QQQであれば、それぞれの銘柄比率を自動的に調節してくれます。銘柄選択を自分でアレコレ悩まなくて済むので、管理がラクです。
QQQの購入タイミングと損切りラインは人それぞれですが、およその目安をいえば、急落後に半値戻しのタイミングでスポット購入、以降、現在株価のマイナス10~20%あたりで都度、逆指値売り設定するといった方法が無難でしょうか…。
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