日経暴落、今は地獄の入り口ではない?
お久しぶりです。ブログ更新は年に1度の予定だったのですが、前回更新から8ヶ月目で急遽更新となりました。その理由は言わずもがな、日経暴落を受けて今の投資方針を記録しておこうと思ったためです。
ご存じの通り、2024年8月初、日経平均は暴落後、一気に半値戻しとなりました。
日経平均は今年1年の上昇分をすべて吐き出しています。が、S&P500と比べると、コロナ後の日米株価の動きはさほど変わらず、誤差の範囲にも見えますね。
さて、今回の暴落において、私は何一つ売り買いしていません。ひたすら市場を注視しています(笑)
というのも、私はすでに攻守バランス型のポートフォリオを組めているためです。
もし「これから株の比率を増やしたいな~」ていう個人的事情があるなら、今回の暴落は株を買い進める絶好のきっかけとなったかもしれません。が、私はすでにビットコイン(近年は株式と相関性が高い)をある程度保有しているので、急いで株の保有率を引き上げなくても構わないのですよね。私はビットコインを持っているので、株は要らない。
そんなわけで、10年に1度規模の〇〇ショックでも来ない限り、私は今のところ積極的に動くつもりはありません。
…で、今は果たして地獄の入り口、すなわち歴史に残る〇〇ショックの始まりなのか、という問題ですが…。
たぶん今回の下落はたんなる調整で、〇〇ショックの始まりではないと感じています。理由は次の3点です。
・前回のコロナショックから、まだ10年経っていない。
・今回の日経下落の理由は、「過熱気味の米ハイテク株のガス抜き」「日銀の利上げ」によるものらしい。
・万が一、世界不況に波及したとしても、米利下げという対処法がはっきり見えている。
私の中で「〇〇ショックは10年に1度訪れる」というアノマリーが投資の大前提となっています。1987年ブラックマンデー、2001年ITバブル崩壊、2008年リーマンショック、2020年コロナショックと、およそ10年に1度の周期で大暴落が発生しているのですね。そう考えると、今年2024年は大ショックが来るにはまだ早すぎる気がします。次のショックは早くとも3年後、2027年以降のつもりで私は準備しています。
たしかに2015年チャイナショック、2018年末の世界同時株安など、プチ下落は2~3年に1度の周期で発生していますが、「今がプチ下落か」を予測するのは難しいので無視します。勝てそうな勝負にだけ参加すれば良い(笑)
「今回の日経暴落のきっかけが米ハイテク株にある」というのはどういった因果関係があるのか私にはよく分かりませんが、市場とはそういうもんなのでしょうね。「風が吹けば桶屋が儲かる」的な(笑)
世間的には日銀利上げが暴落の原因とされていますが、「ほんのわずか金利を上げただけで日本の株価下がりすぎやろ。ちょこっと突いただけで風船しぼみすぎやろ。原因と結果が釣り合っていないやろ…」という印象がありますね。「アメリカが着々と長期金利を4~5%まで上げつつ株価を維持できているのに、一方で日本はマイナス金利解除したとはいえ、金利1%以下であるのに日経暴落するって、日銀の金利操作は下手すぎるやろ」などと素人の私は思ってしまいます。が、冷静に先程の日米比較チャートを見る限り、日米株価の動きに大きな違いはなく、すなわち日経は米株価に連動して上下動しているにすぎず、日経は米株価に比べて上がりすぎていたので調整が入った…というのが今のところ妥当な見方かな、と。
あらためてコロナ後の4年間(2020~2024年)を振り返ると、アメリカは株価を暴落させず、次の〇〇ショックに備えて利下げ余地を4~5%作れたというのは、アメリカは上手いことやりよったな~と思います。だって2~3年前、ここまで米金利を波風経たずに順調に上げることができるとは信じられなかったですもの。
なので、もしここから世界不況に波及したとしても、アメリカが4~5%利下げすれば万事解決や!ていう対処法がはっきり見えており、先行きの見えない不安感はないです。コロナショックの時は、「一体世界経済はどうなっちゃうんだ?そして世界はどうなってしまうんだ?」という不透明感がやばかったですからね。あのときに比べれば、「どうせ今回もアメリカが緊急利下げで世界株価を救ってくれるんでしょ」ていう安心感があります。米ドルインフレ第1波も収まりつつあるらしいので、そのうちアメリカ利下げするんでしょ、ていう。
さて、今後の見通しですが…。
今現在、私のポートフォリオは、ビットコイン、米長期債、ゴールドの3本立てです。
私にとって最高のシナリオとしては…
2025年にビットコイン半減期バブルが到来、この時期にビットコインを全売却し、一部を米株に乗り換え。
→2030年前後、〇〇ショック到来。米緊急利下げにより、米長期債を保有している私は大儲け。
→米長期債から米株に乗り換え。
…となれば理想です。ただし米利下げできない状況、それは米インフレが高止まりしているときですね。なので米長期債を保有するリスクヘッジとして、インフレに強いゴールドを私は多めに保有しています。
とりあえず「ビットコイン高騰(米好況が続く)→リセッション入り→緊急利下げによりインフレ第2波」という私の想定順に事が進むなら、過去4年で約2倍となった私の資産は、向こう5年で(2030年頃)さらに2倍になる見込みです。またこれらフェーズの順序が入れ替わった場合でも、大きく損はしない。最悪の場合、今の資産からざっくりマイナス20~30%くらいになるかも…くらいのリスクリワード比で考えています。数字は若干適当だけど。
最後に余談ですが、さらに長期スパンで見ると、「アメリカ株価は今後30年安泰なのか?」という問題もありますね。
覇権国家100年周期説に基づくなら、2020~2045年頃にアメリカの覇権は終了、どこぞの第三勢力が台頭するのかもしれないし、米ドルの信用低下は普通にありそうな気がします。
この話題は頭の片隅に入れておいた方が良さそうだけど、まだ考えるには早いでしょう。少なくとも次のショックはアメリカ様が何とかしてくれるはず。
ある日突然、米ドルが紙くずになったりはしないと思うので(笑)、何らかの兆しが見えてからでも逃げる時間は十分にあるはず。
そんな未来の話より来年の話です。頼むから、私がビットコインを売る前にリセッション入りしないでくれ!
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