3つの投資法――つみたて、順張り、逆張り
世の中には様々な投資法がありますが、どの投資法が最も低リスクで高リターンなのか。最近そんなことばかり考えています。
投資法は数あれど、つみたて、順張り、逆張り、この三つに収束するような気がします。
で、私自身はこの三つのうちどのタイプの投資法を採用しているのか、自分でもよく分かっていませんが、強いていえば資金管理にこだわる投資家なのかもしれない、そう思うようになってきました。
裏返していえば、銘柄分析や相場予測はもちろん行うけど、あまり重視していないってことです。「どれだけ緻密に予測したところで、どうせ外れる」って心のどこかで思っている。
もちろん会社の決算書に目を通したり、株価チャートに線を引くことも大事かもしれませんが、そんなことより一番エネルギーを注ぐべきところは、自分の投資資金を厳密に管理することであり、資金管理さえきちんとできていれば、結果的に低リスク高リターンに近づくはず…と私は考えているらしい。
というのも、「移動平均線でゴールデンクロス出現や!買いのシグナルや!」などといったチャート分析はどうもうさん臭くて、まともに取り合う気になれない。
また、「決算書から読みとれる営業収益に比べて現在の株価は割安だ」などと業績を読み解く能力は私にはありません。というか自分で決算書を分析しなくても、ネット全盛のこのご時世、ほかのブロガーさんが分析してくれてますし(^^)
こんなこと言っていいのか分からないけど、私は米国株を購入するとき、その会社が「良さそうか、悪そうか」くらいしか考えてません。
パワプロでいう絶好調マークがついてるか、絶不調マークがついてるか、それくらいしか分からない。
…というのはさすがに言い過ぎかもしれませんが、他にチェックするところはせいぜい、その会社が「大きいか、小さいか」、「老舗タイプか、未来を担うタイプか」くらい。
ちょっと調べてみて、もし悪そうな会社だったら、その銘柄は買わない。でも大体、その銘柄を調べている時点で、その会社はすでにいい所があるから世間で話題となって私の耳に入ってくるわけで、たいていは「良さそう」な会社だと判断することになります。
自分が買おうとしている銘柄が、つみたて、順張り、逆張りのどのタイプか。ここで私は全力で悩みます。
たとえばGAFAなどハイテク株であれば順張り投資で、石油株や航空株など悪い意味で話題になっていれば逆張り投資で、S&P500であればつみたて投資が望ましそうな感じがする。
でも、たぶん、逆です。
順張り投資を好む人はハイテク株を買いたがるし、逆張り投資を好む人は石油株や航空株を買いたがるし、つみたて投資を好む人はS&P500を買いたがるのだと私は思います。
S&P500に毎月1万円ずつつみたて投資すると、元本はなくならないかもしれないけど、利回りも年間5%くらいだそうです。低リスク低リターンですね。
また石油株や航空株など逆張り銘柄に一括で100万円投資する場合、当たるとでかいが、負けるとスカンピンになる。高リスク高リターンですよね。
ハイテク株など順張り銘柄はどうでしょうか。テスラ株などは、すでに投機筋のおもちゃというか、マネーゲームと化している感があり、ギャンブル銘柄だと私は思っています。いずれ株価の高値に業績が追いついてくるのかもしれないけど。
そこで、いくつかのギャンブル銘柄を組み合わせてシビアに運用すれば、年利10%くらいは期待できるのではないか。
すなわち、値動きの激しい銘柄に賭けつつ、買い増しと売却は厳密なルールに基づいて運用するってことです。
株価チャートを眺めると、順張り株と逆張り株は、株価の動き方が全然違いますよね。たとえば順張り株なら値上がりで買い増し、逆張り株なら値上がりで売却、という具合に、保有銘柄ごとに運用ルールも変わってくると思います。
両者を組み合わせて保有することで、お金の出し方のルール(買い増し、利確、損切り、etc…)を自分のなかで二通り用意することができる。
さらにS&P500を合わせて保有することで、お金を出すときに、相場環境に目を向けたり、長期的な視野をもつことができる。
要するに、銘柄を分散するのではなく、運用方法を組み合わせるのですね。
極論をいえば、保有銘柄は3つだけ。順張り株、逆張り株、S&P500だけでよいと思っています。(いや待てよ、正確にいえば502銘柄か。というか、あくまで極論ですけどね。ホントに502柄銘柄だけ保有するわけじゃないです)
順張り、逆張り、つみたて、3つの資金管理法のおいしいとこ取りを狙った結果、運用成績が低リスク中リターンあたりに落ち着いてくれればいいな、などと虫のいいことをつらつら考えています…。
こちらの記事では、「つみたて投資にひと手間加えてアレンジしましょ」という話をしています。
順張り銘柄で手堅くギャンブルすることは可能か?
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