コロナ感染者数と米株価の相関性
いずれコロナが収束すれば、アメリカ経済は復活するらしいですね。
しかし、そもそもの疑問ですが、アメリカにおけるコロナ感染者数の増加と、アメリカ株価はどの程度、相関しているのでしょうか?
ここまでの傾向を簡単に振り返ってみました。
こちらはアメリカの新規感染者数の推移です。
このグラフを見るかぎり、アメリカでは3月末以降、コロナ感染者が発生しはじめ、6月末から第2波が来ている印象です。
同時期のS&P500を見ると、アメリカでコロナ感染者が発生しはじめた3月19日、米株価はすでに底値付近にありました。言い換えると、3月末以降、コロナ流行の本格化に伴って米株価は上昇しています。
そして6月末以降、コロナ第二波の到来に伴って、株価の上昇ペースは鈍ってきているといえそうです。
以上から、少なくともここ半年間においては、アメリカのコロナ感染者数の増加と、米株価に直接的な相関性はなさそうです。すなわち、「感染者が○%増えると、株価が●%下がる」といった分かりやすい相関性はなさそうです。
むしろ、金融緩和・財政出動の影響が大きかったということですね。
なにをいまさらと言われそうですが、基礎的な事実を押さえておくことは重要と思われるので、ここ半年間の推移を振り返ってみました。
●付記
今回はアメリカ株式市場の指標としてS&P500を採り上げてみましたが、ホテル・観光・航空などコロナ直撃業界に限ってみると、印象は変わりそうですね。
※画像出典:google
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